三寒四温とはよく言ったもので、今日は何となく気温の低い一日ですね。
さて、先週の土曜日は研修日和だったのか、京都でも大阪でも研修がありました。
予定としては、両方とも参加しようと画策していたものの、丸太町から梅田のスカイビルまでを
1時間で移動するにはスーパーマンに運んでもらう必要がありそうです。
円錐角膜の方に特にお勧めできるというこの次世代のコンタクトレンズ。
「そんなレンズ見たことない!🤨」と、京都の研修を捨てて、スカイビルに行ってきました。
通常、円錐角膜の治療にはハードコンタクトレンズ(HCL)が用いられます。
HCLは、乱視矯正力に優れているので円錐角膜の方の視力をしっかり出してくれます。
しかし、装用感になれるのに少し時間が必要です。また、まばたきした瞬間にHCLが外れて紛失!😱なんてこともあるかと思います。
そこで(株)サンコンタクトレンズさんのサンセーフティというシステムをお勧めしています。
これなら紛失しても、年に一枚はメーカーから無料提供を受けられますし、2枚目からは特別価格で購入して頂けます。
使い捨てをはじめとするソフトコンタクトレンズ(SCL)では、乱視矯正力が弱い事が弱点です。。
十分な視力が出にくいし、角膜の突出を抑える・疾患の進行を抑制するという治療効果を期待することはできません。
そこで、フランスのメーカーが作ったのが、
中心部はHCL素材を使用し、角膜の突出をしっかり押さえこみ、レンズ周辺部はSCL素材を使うことで、装用感を改善して、不意に外れたりしないように工夫されたものでした。
確かにハイブリッド。
2種類の原料を使って注文を受けてからセミオーダーでコンタクトレンズ作るそうですただし現段階ではまだ、日本国内での認可は受けていないらしく、医師が個人輸入してユーザーに販売する形になるようです。
実は昨今、このような円錐角膜の方のQOV向上を目的としたコンタクトレンズが順に開発され臨床に少しずつ浸透しようとしています。
ヨーロッパでは、円錐角膜の方向けのソフトコンタクトレンズが販売されています。
通常のHCLより大きいスクレラルレンズやミニスクレラルクレンズと呼ばれるものもあります。
今はまだ簡単に手に入りませんし、導入に至っては検討事項も多く、私たちもまだまだ勉強不足です。
もっと勉強して、必要な方に必要な治療ができるように、努力し続けたいと思います。
ORT385