今週から、京都市内の学校さんが通常授業に戻ったと伺いました。
6月に入ってから、学校の通常授業に向けて眼鏡の度数の確認や変更に来られる小学生さんがたくさん来院してくださっているのですが、
「長いお休みの間、何してた~?」と聞くと、バツが悪そうにモジモジするお子様の多い事(笑)。
「勉強・読書・ゲームのうち、一番頑張ったのどーれ?」と聞くと、
小さな声で「・・・ゲーム・・・」と答えるお子さんもいますし、
「勉強」「読書」と答える子供さんもいます。
もちろんy〇u+ubeさんもAma2〇nさんも大活躍のようでした。
はい、ワタクシ、個人的にはどれも好きなのですが、
近視進行に関していえば、勉強も読書もゲームも、過ぎたるは敵です。
自宅で子供さんたちにできることと言ったら、『お手伝い』と『勉強・読書・ゲーム』以外にパッと思いつきません。
(ここに「ひたすら筋トレ」というのも有りかも知れませんが・・・。)
このCOVID-19感染予防の為の自宅待機が近視進行にどのように関わっていたのか・・・。
今後、科学的根拠のある論文や研究結果が出てくるかもしれませんが、
実際に、私たちの外来では、昨年の秋に新しく作った眼鏡が、この半年ほどで度数交換になってしまうお子様も少なくありません。
しかも、結構な度数変化がみられるお子様もいらっしゃいます。
その割には、本人たちは気づかないことも多いようです。
自宅にいたらそんなに遠くが見えなくても不自由なかったのかもしれませんね。
今回ばかりは、大人が考えている以上に子供たちの近視が進んでいる可能性があります。
学校が始まって、「黒板が見えにくいかも?」と気づくまで時間がかかるお子様もいらっしゃいます。
学校で視力検診が実施された際に、視力の検査結果がBだったとしても、
お手紙で受診をすすめられた際は、ぜひ、眼科へ足をお運び頂きたいと思います。
ただ、今後はその進行ペースを維持してほしくはありません。
3密を避けて外での活動ができるようになったこの夏は、ゲーム機を家に置いて外に出て欲しいです。
ゲームも読書も勉強も、距離を30㎝以上離すこと、休憩をしっかり取り入れることを意識しながら、上手に付き合って欲しいと思います。
近視は進まないけど老眼で長時間のゲームが難しいアツモリスト385