冷たい雨🌂の一日です。少し肌寒い感じがする九条新千本界隈です。
さて、今月の10日から16日までの1週間、世界共通で緑内障の啓発と失明予防の活動が行われる『世界緑内障週間』が実施されるのをご存知ですか?
緑内障は、世界中で中途失明の原因疾患として上位にランクされている病気です。
日本でも緑内障は失明原因の第一位となっていて、インターネットを検索すると必ず≪失明≫の2文字が説明文の中に記されています。
日本人の20人に1名は緑内障に罹患していると言われています。
また、日本人は、眼圧(目の硬さ)も今まで言われていたような高眼圧(眼圧が高い状態)ではなく正常な眼圧であるにもかかわらず、緑内障を発症してしまう“正常眼圧緑内障”の人が多いと言われています。
患者様の中には、検診で緑内障疑いで精査(詳しく検査すること)をすすめられたけれども、怖くて受診できなかったとおっしゃる方も少なくありません。
しかしながら、緑内障は早期に発見し早期から治療を継続すれば、失明する可能性の低い病気であることも事実なのです。
このような事実をたくさんの方に知って頂くために、世界緑内障連盟 (World Glaucoma Association)という団体が、
毎年、3月に世界緑内障週間として、緑内障という病気の啓発活動を世界中で展開します。
この期間のことを、世界緑内障週間World Glaucoma Weekといいます。
この期間中、日本でも日本緑内障学会が主体となり、緑内障に関する講演会や啓発運動、イベントが同時が行われています。
緑内障という病気の本当の怖さは、緑内障に罹患している事実ではなく、
治療をせず放置してしまっている状態が一番の怖い、のだと知って頂ける事を私たちも切に願っております。
春の企業検診などで“緑内障疑い”や“視神経乳頭陥凹疑い”と書かれていたら、怖がらず早めに眼科受診をお勧めします。
検査や診察では何も痛いことはしません。怖いこともしません。
どうぞご安心して眼科を受診してください。
スタッフ:ORT385