暑い夏が終わり、秋雨前線が南下してきて、一気に涼しくなっていきそうな気配です。今年は長雨もあり、雨はありがたい面もありますが、災害には十分注意したいと思います。
さて、当院では、オルソケラトロジーレンズのユーザー様に
ケア用品として(株)オフテクスさんの≪クリアデューO2セプト≫をお勧めしておりましたが、この度、メーカーさんの商品リニューアルに伴い、
≪クリアデューO2≫をご利用頂くようになります。
cleadew(クリアデュー)|株式会社オフテクス (ophtecs.co.jp)
新しくなったクリアデューO2は、ポピヨンヨード製剤の除菌効果はそのままに、専用液をなくして、水道水・精製水の利用が可能になったノーボトルケアに変更されました。
レンズを洗浄後、コンタクトレンズをケースに収納し、錠剤と水道水または精製水をケースの9分目まで入れて頂きます。そのまま4時間以上放置して頂くことで除菌とタンパク除去・中和が完了します。
真冬の洗面所が、極寒になるような場合は、中和に時間がかかることがありますが、その場合は放置時間を5~6時間と長めにしてください。
水道水は、日本国内の水道水に限ります。井戸水や天然水などミネラル成分の入った水は使えません。ご家庭用浄水器を通した水は使用可能ですが、ミネラル成分を添加・付加させたものは使えませんのでご注意ください。(美味しい水や体にいい水ではなく、普通の水道水がメーカー推奨です。)
諸外国の場合、水道事情が異なるため精製水をご利用ください。精製水は多くの場合、防腐剤などが添加されていませんので、長期保存には向きません。開封後の保存は冷蔵庫で、且つ短期間で使い切るか廃棄して頂くことをお勧めします。
長期保存の際は、ケア完了後、レンズケースのふたを開けなければ、そのまま1ヵ月間レンズを保存できます。1ヵ月以上保存する場合は、使っていなくても1ヵ月毎に再度通常のケアを行ってください。また、保存したレンズを装用する前には、水道水または精製水でレンズをすすいでください。
オルソケラトロジーレンズ専用ケースは今まで通り、紫色の蓋のケースとなります。専用ケースは定期検診の度に新しいものを無料にてお渡ししております。
通常のハードコンタクトレンズ用のケースは使えませんのでご注意ください。
オルソケラトロジーレンズによるトラブルは、多くの場合【汚れ】に起因するものです。汚れをしっかり落とすためには、こすり洗いが重要です。コンタクトレンズをはずした後は、早めに洗浄をお願いします。こすり洗いの際は力は不要です。洗浄液を泡立てる感じで優しい擦り洗いをしっかりお願いします。
週に一度の集中的タンパク除去≪アクティバタブレット≫も今まで忘れずに。
ご不明な点がございましたら、スタッフまでお声がけください。
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